歯がない部分への治療法としてインプラントが注目を集めていますよね。
どこもかしこも歯科医院ではインプラントの文字が学びます。
一方で、NHKなどのテレビでインプラントの危険性が報道され、問題にもなりました。
今回はインプラントの危険性やリスクについてご説明します。
インプラントとは?
インプラントとは、チタンなどでできている人工的な歯根をあごの骨に植えるものです。
いったんあごの骨にインプラントを植えたあと、歯茎の回復をまって(半年くらい)、歯にあたる上部構造を作ります。
インプラントの成功は、この人工歯根を植える手術にかかっているといっても過言ではないです。
インプラントの成功率はあやしい?
インプラントは様々なメーカーから発売されています。
そのほとんどが、「簡単に植えられる」「様々な症例に対応できる」「コストが安い」「成功率が高い」などの謳い文句で歯科医師に売り込んできます。
実際、メーカーによって使い方やパーツの種類に違いがあるので、
インプラントの成功はメーカーによっても変わります。
しかし、このとき注意しておきたいのはインプラントの成功率です。
よく、歯科医院のホームページやメーカーのサイトに記載されているインプラントの成功率は、あくまで「一部の上手な歯科医師がインプラント手術を行なった場合の成功率」でしかありません。
つまり、平均的な腕の歯科医師が行なっているわけではないのです。
インプラントは技術に左右されます。
しかし、歯科大学でインプラント専門の授業が始まったのはごく最近ですので、
現在開業されている歯科医師の多くは、卒業後にどこかのセミナーで学んだということになります。
このインプラントセミナーはピンキリで、1日数時間でできるメーカー主催のものもあれば、
1年間みっちり学ぶ本格的なものもあります。
その後も勉強会などで自主的に学び続けている歯科医師もいます。
すなわち、歯科医師によって腕は様々だということです。
インプラントを行なうときは、こういった歯科医師の腕を見抜かなければなりません。
インプラントの危険性やリスクは?
インプラントの危険性やリスクは、手術のときのみではありません。
実は、最近問題になってきているのが、インプラントを植えて10年以上たった後の、
介護状態になっている人たちのインプラントの対処です。
インプラントを植えて10年内に問題が起こることよりも、自分の肉体がダメになり、
寝たきりなどで介護が必要になったときにインプラントが非常に問題になるのです。
何故かというと、寝たきりになり口腔ケアが必要になってきたときに、
お口の中が不潔でインプラント部に炎症を起こしやすくなってしまうからです。
このとき、インプラントのケアは看護師では簡単にできません。
専門的な知識を持った歯科医師や歯科衛生士でないとできないものです。
しかも、多くの場合、もうインプラントの炎症が進んでしまっていて、
インプラントを除去しなければならない状態になっているのですが、
全身状態が悪すぎて手術を行なうことができない、という最悪なケースになっていることが増えているのです。
これは、現場の介護士や看護師さんたちが非常に苦労されている問題です。
もし、インプラントを検討されている方がおられたら、
自分に介護が必要になったときのことも踏まえて、決定することをおすすめいたします。
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