現在、日本で発売されている本物のホワイトニング剤には、医薬品である過酸化水素または過酸化尿素が含まれています。
さて、今回は、この過酸化水素と過酸化尿素の成分の違いについてご紹介します。
本物のホワイトニングには過酸化水素・尿素が含まれています
過酸化水素・尿素は体の消毒剤としても使用されているものです。
これらの過酸化水素や過酸化尿素を歯に塗布すると、なぜホワイトニング効果があらわれるかというと、過酸化水素・過酸化尿素が空気に触れることによりフリーラジカルが発生することによります。
このフリーラジカルが歯の着色成分を分解し、歯を白くするとされています。
これらの漂白成分は、ホワイトニングの研究によれば、歯の表面のエナメル質だけでなく、内部の象牙質まで漂白成分が浸透していることが明らかになっています。
過酸化水素と過酸化尿素の違い
それでは、過酸化水素と過酸化尿素はどう違うの?と思われたかもしれません。実は、反応式でいえばあまり変わりがありません。
実は、過酸化尿素には過酸化尿素はゆっくりと分解し、途中過酸化水素になって反応が進んでいきます。(計算でいうと、約1/3の過酸化水素が含まれます)
結果としての違いは、過酸化水素は反応が早く、過酸化尿素は反応が遅いのです。
これらの違いが、ホワイトニングの商品に現れており、日中使用するタイプには過酸化水素が配合され、夜間装着するタイプには過酸化尿素が配合されています。
また、それらの濃度は過酸化水素は低め(早く反応するので)、過酸化尿素は多め(反応が遅いので)になっています。ですから、濃度だけを比較して一概にどちらが効果があるかということは比較できません。
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