セラミック治療などでは、治療に何段階かかかるため、仮歯の期間を長くとる場合があります。
この仮歯期間中は、仮歯の性質上着色しやすい状態にあるのですが、仮歯でもホワイトニングできるのかというご質問をいただくことができます。
そこで今回は、仮歯期間中でもホワイトニングができるのかについてご説明します。
仮歯が着色しやすい理由
仮歯は、通常の天然歯やセラミックの歯よりも着色しやすくなっています。
その理由は、仮歯が吸水性の高いプラスチックでできているからです。
また、一般的な仮歯自体の色がA2やA3といった比較的黄色みがかった素材なので、もともとの天然歯が白めの方にとっては、余計に仮歯の色が黄ばみで気になるかもしれません。
これを防ぐには、特殊なA1以上の仮歯(珍しいので、審美歯科やホワイトニング専門の歯科医院でないと扱っていない場合があります)を作ることになります。
仮歯中にホワイトニングが可能かどうか
仮歯期間中にホワイトニングが可能かどうかというと、技術的には可能です。
しかし、ホワイトニングは仮歯には作用しないので、仮歯の色はほとんどそのままの色になります。
「仮歯の着色が気になるので、ホワイトニングしたい」と思われている方は、ホワイトニングではなくて仮歯自体をもっと白い色で作り直してもらう(可能な歯科医院は限られます)ことで解決できます。
また、他には仮歯中に先にホワイトニングをしておくと、周りの天然歯が白くなり、仮歯のあとに作る本物のセラミック歯の色をより白いもので作成することができます。
こういった点を踏まえると、セラミック治療の前にホワイトニングをあらかじめ行なっていく事はとても有用で効果的です。
どの程度歯を白くしたいのか、周りの歯の色とあわせてホワイトニングしたいなど、その方の歯により様々なケースがありますので、ホワイトニングと審美歯科の経験が豊富な歯科医院でご相談されることをおすすめします。
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