歯の表面が白く白濁するホワイトスポットという症状をご存知でしょうか?
初期虫歯などで歯の表面のエナメル質の一部が初期脱灰(溶けかけ)を起こし、そこだけ白く浮き出たように目立ってしまうものです。
ホワイトスポットの治療にはいくつか方法がありますが、今回は歯を削らないでなおすことができる「アイコン」による治療をご紹介します。
*当院ではアイコン治療は行っておりません。
歯を削らないアイコンとは?
アイコン治療とは、ドイツで生まれた歯を削らないで初期虫歯を治す方法です。
初期虫歯では、歯の表面のエナメル質の構造が崩れかけ、溶けかけている状態にあります。この初期脱灰の部分に特殊な専用の薬剤を流し入れて固めることで、エナメル質からミネラルがそれ以上溶け出すのを防ぎ、ホワイトスポットを改善させます。
ホワイトスポットの治療には歯を削ってプラスチックのレジンをつめる方法もありますが、アイコンでは歯を削ることがありません。
アイコンで治るホワイトスポット、治らないホワイトスポット
歯を削らないで初期虫歯やホワイトスポットが治るので良い治療と思われがちですが、アイコン治療ができないケースも多いです。
例えば、以下のようなケースはアイコン治療の適応になりません。
1)エナメル質形成不全によるホワイトスポットの場合
生まれつきエナメル質がうまくできないために白く白濁している場合は、アイコン治療を行っても治りません。
2)虫歯が進み、穴があいている場合
3)ホワイトスポットの白濁の面積や深さが大きい場合
4)奥歯の噛み合わせ面
これらのことから、アイコン治療が適応できるかどうか、歯科医師にまず相談されることが必要です。
また、注意していただきたいのは、アイコン治療を行うと、その場所は今後ホワイトニングをすることができなくなります。
ホワイトニングを続けて歯を白くしていきたいと考えておられる方は、アイコン治療は向いていませんのでご注意ください。
アイコン治療は、日本では未承認治療です。
*当院では現在アイコン治療は行っておりません。
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