歯科衛生士になるには?専門学校の勉強について


最近、歯科衛生士の人気が高まっています。

万年続いている不況の中、定時で帰れてやりがいがあり、手に職をつけられる国家資格とあって、歯科衛生士を目指す女性が少なくありません。

しかし、歯科医院の数に対して歯科衛生士の数はまだまだ圧倒的に不足しているので、就職率は毎年100%、求人倍率は10倍以上と非常に待遇がよく就職できるのが特徴です。

これだけ女性にとって良い職業といわれているので、社会人から歯科衛生士を目指す方も増えています。

今回は歯科衛生士になるにはどうすればよいのかご紹介します。

歯科衛生士になるには?

歯科衛生士になるには、歯科衛生士専門学校に3年間通って卒業後、国家試験に合格する必要があります。

歯科衛生士専門学校は普通の他の専門学校と同じで、高校を卒業していればほとんど問題なく入学することができます。入学試験はもちろんありますが、AD入試や推薦入試などもあり、よほど高校で悪さをするとか、問題児でなければ誰でも合格できると考えてよいでしょう。

歯科衛生士1年目〜3年目での勉強

歯科衛生士専門学校の勉強は、1学年目では教養科目の他、医学的な基礎科目(生理学、生化学、解剖学)や歯科の基礎科目を学びます。動物の解剖など化学実験をするところもあります。

歯科衛生士専門学校の2年目以降になると、歯科の学科が増えてきて、歯石をとる実習や口や歯に関することを専門的に学びます。途中から、臨床実習も始まります。

臨床実習では、実際に歯科医院や歯科のある病院でアシスタント業務を行い、毎日レポートを作成します。ここでは実際に毎日働くので、「初めてのことばかり」で圧倒され、辛いとこぼす学生も少なくありません。

臨床実習を無事乗り越えられると、国家試験用の勉強を3年生で行ないます。歯科衛生士専門学校側は国家試験の合格率をなんとでも上げたいので、積極的にサポートしてくれます。歯科衛生士の国家試験はもちろん勉強する必要はありますが、普通に勉強していれば問題なく通りますので、心配はいりません。(逆に、歯科医師は勉強していても3〜4割以上が落とされるといい、現在医師免許よりも取得が厳しいといわれています。)

歯科衛生士はこれからも必要とされる職業

歯科衛生士は口腔ケアの重要性がますます叫ばれているので、今後ずっと需要が伸び続けていくといわれています。
一方、女性はどうしても出産育児で退職する人がいるので、歯科衛生士が過剰になる心配もありません。

看護師と違って当直もなく、定時で帰れますし、専門学校卒の中ではかなり高給な職業です。
この不況の中、手に職をつけようと、大学卒で社会人を経験した方が、わざわざ歯科衛生士専門学校に入り、免許を取得する事例も増えています。

歯科衛生士の魅力をもっと知って頂ければ幸いです。

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